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ホバートの基本情報

ホバートの基本情報 Hobart, Basic Information
- 基本情報
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タスマニアの西洋人による「発見」は英国人キャプテンクックによるものではなく、オランダ人、アベル・タスマンによる。1641年のことだった。しかし当時オランダが興味を示していた香辛料や黄金が見つからなかったため、その後英国の植民地(1802年)となるまでは入植は行われなかった。
タスマニア全土は、大陸本土では少なくなった豊かな多雨林の森に覆われている。その大部分は世界遺産にも登録されており、タスマニアンデビルをはじめとする野生動物が数多く生息している。四季のある冷温帯気候に属することもあり、おいしいリンゴが収穫される。またソバの栽培にも成功しており、端境期の日本へも輸出されている。
タスマニア州の基本データ
面積 6万8331km2
人口 約47万人
州都 ホバート(人口約19万5000人)
時差 オーストラリア東部標準時(日本より1時間早い)また、サマータイムを採用しており、通常毎年10月第1日曜より3月最終日曜までプラス1時間となる(日本より2時間早い)。
電話州外局番 03
- 観光情報
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北半球でいえば、北海道に相当する緯度にあるのがタスマニア島。面積は北海道よりひと回り小さく約6万8000km2。気温は夏でも30℃を超えることはなく、真冬でも山や森林地帯を除けば平均7.9℃と快適で過ごしやすい。州都ホバートは、その南東部、ダーウェント川の河口に位置する港町だ。
白人の手による町の建設が始まったのが1804年。シドニーに遅れることわずか16年、オーストラリアで2番目に古い町でもある。現在の人口が約19万人で、日本の感覚では地方の中都市並みのサイズだが、そこかしこに歴史が残る町の風情には興味をそそられることだろう。例えば港の南端にある波止場サラマンカプレイス。捕鯨が盛んだった時分の名残で、石造りの倉庫が植民地時代を偲ばせる。サラマンカプレイスの裏側の丘はバッテリーポイントと呼ばれる。19世紀風の古い家が多く、まるで映画のセットのなかを散策しているような気分が味わえる。
そんなホバートがにぎわいを見せるのはやはり夏。特に、クリスマスの翌朝シドニーを出るシドニー─ホバート・ヨットレースの参加艇が、ホバート港に到着する大晦日前後には、静かな街が一変するほどだ。ヨット仲間が無礼講で陽気に騒ぎ、教会の鐘と船の汽笛が鳴るなかで年越しをする。
一方、冬の7、8月はホバートの裏山、ウエリントン山もうっすらと雪化粧する。タスマニア内陸部まで出かけるとスキーもできるほどだ。
ホバートはタスマニア州の州都であると同時に、タスマニア州内の旅の起点となる町でもある。街歩きを楽しみ、流刑監獄地であるポートアーサーやコロニアルな町リッチモンドなど近郊の見どころを訪ねたあとは、美しい森が続く自然のなかに分け入ろう。ホバートを起点とした場合、日帰りエクスカーション先はリッチモンドやポートアーサーが一般的。一方、島の北に位置するロンセストンからはジョージタウンをはじめとするタマーバレー、北部海岸地帯、クレイドル山/セントクレア湖国立公園が日帰りエクスカーション圏内だ。公共交通機関の便が少ないタスマニアで、限られた日程で観光地巡りをしようとする場合はツアー、レンタカーを利用する以外方法がないといえる。ほとんどのツアーはホバート、ロンセストン、デボンポートを起点としている。各都市からは日帰り~1週間程度のツアーが出ているので積極的に利用したい。
タスマニア州の国立公園を観光するには入園パスを手に入れなくてはならない。個人で出かける場合は各国立公園のビジターセンターで購入可能。
入園パスの料金(2008年4月時点)は、
1日パス:1人$10、車1台(8人まで)$20
ホリデーパス(8週間有効):1人$30、車1台(8人まで)$50
年間パス:車1台(8人まで)$60~84
※タスマニア州の国立公園のビジター情報を含む最新情報は「Parks & Wildlife Service Tasmania(英語)」のサイトから。電話番号:1300-135-513
【観光のポイント】
Point 1 古い歴史をもつホバートではサラマンカプレイスやバッテリーポイントの散策が一番。特に土曜に開かれるサラマンカマーケットは掘り出し物を見つけるには最高の場所だ。
Point 2 ポートアーサーを訪れて、獄門島としての負の歴史もしっかり知りたい。
Point 3 島内には国立公園がいっぱい。フレシネ国立公園やクレイドル山/セントクレア湖国立公園でブッシュウオーキングや釣りを楽しもう。
Point 4 主要な町にはビジターインフォメーションセンターがあり観光情報を提供している。ローカルの情報を得て見どころを逃さないようにしよう。
Point 5 公共交通機関が少ないので、レンタカーやツアーで周遊するのが一番だ。
- 交通機関
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【アクセス】
●日本から
日本からの直行便はなく、オーストラリア主要都市での乗り継ぎが必要となる。日本から直行便があるシドニー、メルボルンからカンタス航空、ジェットスター、ヴァージンブルーの利用が便利。
●オーストラリア国内から
カンタス航空がシドニー、メルボルンから、ジェットスターがシドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレードから、ヴァージンブルーがメルボルンからのフライトをもっている。また、メルボルン~デボンポート間に就航しているフェリー、スピリット・オブ・タスマニア号Spirit of Tasmaniaを利用し、デボンポートで接続するレッドラインRedlineやタジーリンクTassie Linkのバスに乗り換えてホバートへやって来る方法もポピュラーだ。
【空港/ホバート市内間】
ホバート空港は市内から17km離れている。ホバート空港には両替所がない。日本から直接ホバートへ行く場合は、シドニーやメルボルンなどの国際空港で乗り継ぎをするときにある程度両替をしておくようにしよう。
●シャトルバス
レッドラインが飛行機の発着に合わせて運行するバスの利用が一般的。ただし空港でもたもたしていて乗り遅れると、次のバスまでかなり待たされてしまうので注意が必要だ。
●タクシー
便利なのはやはりタクシー。2~3人での利用ならバスより手頃だ。$25前後でホバート中心部まで行くことができる。所要約20分。
【トランジットセンター/ホバート市内間】
空港からのシャトルバスおよびデボンポートやロンセストンなどほかのタスマニアの町からレッドラインのバスでホバートに入ると、ホバート・トランジットセンターHobart Transit Centreに着く。町の中心からは少し離れていて、ビジターインフォメーションまでは歩いて10分ほどの距離がある。ホバートの市内交通ホバートの町はほとんど徒歩で回れるが、ちょっと郊外へ出かけたいときに頼りになるのはメトロタスマニアMetro Tasmania(通称メトロMetro)のバス。ほとんどのバスは、中央郵便局G.P.O.前のエリザベス・ストリート、G.P.O斜め向かいのフランクリンスクエアFranklin Squareの周りが発着場所。通り沿いにはバスのルートナンバーや行き先が書かれたバス停が規則正しく並んでいる。 中央郵便局の建物の中にはバスの情報が手に入るメトロショップMetro Shopがある。各ルートのマップや時刻表は無料だ。ぜひピックアップしておきたいのは、『メトロ・トラベルニュースMetro Travel News』。郊外の見どころと簡単なマップ、そこへ行くバスのルートナンバー、発着するバス停の位置からバス料金まで書かれている。あとは行きたいルートの時刻表をもらえば完璧だ。 料金はセクション(区間)ごとに細かく分かれている。最初に乗車してから90分以内なら、何回でも途中下車して、また乗車できるというシステムだ。 チケットはメトロショップやニュースエージェンシー、または乗車時にドライバーから買い、運転席のそばにある刻印機(Validator)に入れると、チケットの種類、有効期間、料金などが印刷されて返ってくる。このときチケットの裏側にある茶色のストライプにも必要な情報が記録される。
- タスマニア東海岸
- 「ホリデーコーストHolidaycoast」と呼ばれる東海岸は、タスマニアのマリンリゾートエリアであり、タスマニア有数の観光地フレシネ国立公園への入口としても人気がある。実際には、海岸線に沿って走るA3号線(タスマン・ハイウェイTasman Hwy.)沿いに人口200~800人ほどの小さな町が点在するだけだが、どの町にもリゾートホテルやホリデーアパートメントがあり、観光客を迎え入れている。特に夏季は、美しい海と新鮮なシーフード、明るい日差しを求める観光客で大にぎわいとなる。
- フレシネ国立公園
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グレートオイスターベイGreat Oyster Bayを囲むように突き出した火山岩盤のフレシネ半島Freycinet Peninsula。この半島の大部分を占めるフレシネ国立公園は、タスマニア州内でクレイドル山/セントクレア湖国立公園と並ぶ人気の国立公園で、白砂のビーチ、緑豊かな森、すばらしい景勝地などを抱える。
1802年、タスマニア東海岸の海図を作成するためこの地域を航海していたキャプテン・ニコラス・ボーデンが、自身の一等書記官であるルイ・ド・フレシネLouis de Freycinetにちなんで名付けたとされるのがフレシネ半島。火山岩で形造られた美しい峰々をもつ半島で、温帯雨林の森にはベネットワラビーやポッサム、ハリモグラなどの野生動物、ウミワシやミツドリ、クロオオムなどの野鳥なども数多く生息している。 国立公園の魅力を存分に味わうには、いくつかあるウオーキングトラックを歩くことになる。
フレシネ国立公園の入口にあるのがコールスベイ。ビシェノーと並ぶ東海岸のリゾート地で、フレシネ国立公園をじっくり楽しみたい人はぜひ1~2泊してみることをすすめる。町はこぢんまりしており、いくつかのリゾートと数多くのホリディユニットがある。ただし夏季にはひじょうに込み合うため予約なしで宿泊先を見つけるのは困難だ。またレストランの数も少ないので、ホリディユニット滞在予定の人は、あくまで自炊を基本と考えるといいだろう。
- ロンセストン
- タスマニア北部に切れ込みを入れたような入江を形成するタマー川Tamar River。この幅広い川を囲む一帯はタマ一バレーTamar Valleyと呼ばれ、昔からリンゴやナシの産地として知られている。かつては、まだ開拓されていなかったオーストラリア大陸の本土や遠くヨーロッパへ「タマーバレー・ブランド」の果実が輸出されていた。また、この肥沃な土地を活かしたブドウ畑やラベンダー畑も多い。タスマニアを代表する風景のひとつである一面紫色のラベンダー畑は、開花シーズンの12月から1月にかけてが見頃だ。 タマーバレーの中心地ロンセストンは、シドニー、ホバートに次いでオーストラリアで3番目に古い都市。果実や木材の積み出し港としてにぎわうかたわら、羊毛の町としても発展を続けてきた。人口9万人ほどのこの町の自慢は、驚くほどしっかり保存された古い町並みと公園。19世紀前半に英国のいなか町を真似て造られた、素朴かつ優雅な町並みだ。町のあちこちに配置された公園は、「公園の町Garden City」という別称にふさわしい。特に町の中心から歩いて行ける距離にあるカタラクト渓谷Cataract Gorgeは、楽しい自然のアトラクションだ。商業都市として栄えてきた歴史の面影と、美しい大自然の風景。そんなミスマッチもまた、この町の魅力といえるだろう。
- クレイドル山/セントクレア湖国立公園
- ロンセストンから北西へ車で約2時間、デボンポートから南西へ約1時間30分の場所に、数あるタスマニアの国立公園のなかでも随一の景勝を誇るクレイドル山/セントクレア湖国立公園がある。世界自然遺産のタスマニア原生林の中核を占める国立公園で、クレイドル山(標高1545m)をはじめ、タスマニア最高峰オサ山Mt. Ossa(1617m)を中心に1500m以上の山が並ぶ。深い樹林に覆われて、無数の湖が点在する神秘的な自然美にあふれる所だ。特に北部クレイドル山地域は、宿泊施設、ブッシュウオーキングルート(ダブ湖周遊ルートDove Lake Circuitとクレーター湖とウォンバットプールCrater Lake & Wombat Poolがおすすめ)がよく整備されており、タスマニア随一の自然を楽しむ観光地となっている。数多くある湖はマス釣りのメッカでもあり、夏には山々に数十種類ものワイルドフラワーが咲き乱れて、目の覚めるほどの美しさ。タスマニアの大自然を満喫するなら、絶対にはずしたくない場所だ。
- デボンポート
- 人口2万人あまりのデボンポートはバス海峡を越えるフェリー、スピリット・オブ・タスマニアSpirit of Tasmaniaの発着場。フェリーで到着・出発する際のタスマニアの玄関というわけだ。バス海峡からのフェリーは、マージー川Mersey Riverの東岸にターミナルがある。デボンポートの中心はマージー川対岸なので、東岸ターミナルの北隣にある船着場から渡し船を利用しよう。 デボンポートでは、フェリーでオーストラリア本土から渡るバジェット派の格安旅行インフォメーションが多く得られる。川沿いに走るフォーンビー・ロードFormby Rd.から見えるマクドナルドの角を曲がるとすぐ左側にビジターインフォメーションセンターがある。その1ブロック西側を南北に走るルーク・ストリートRooke St.が町のメインストリートで、歩いても充分見て回れる。
- タスマニア北海岸
- デボンポートの西、バス海峡に面した海岸沿いの地域は絶景を見ることができるポイントも多く、その海の美しさは比類ない。海岸部だけでなく少し内陸にも渓谷、滝、鍾乳洞など自然が造り出すすばらしいスポットがあるが、あまり観光地化していないので、ゆったりとした雰囲気でそれらを回ることができる。ペンギン、バーニー、ウインヤード、スタンレイといった海岸沿いの町にはそれぞれ宿泊施設も充実しているので、滞在してのんびりと過ごすのもいいだろう。
- タスマニア西海岸
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世界自然遺産タスマニア原生林のひとつフランクリン-ゴードン・ワイルドリバー国立公園 Franklin – Gordon Wildriver NPがあるタスマニア西海岸は、アクセスが不便なことから観光的にはなかなか注目を集めにくいエリアだ。しかし、広大なマッコーリー湾でのマリンアクティビティや、ヒューオンパイン茂る原生林地帯へのゴードン川クルーズやブッシュウォーキング、冷温帯雨林の森のなかを走る蒸気機関車ウエストコースト・ワイルダーネス・レイルウェイ乗車、さらに金鉱山跡の見学など、魅力的なアトラクションが数多いのだ。
観光ルートとしては、クレイドル山から西部海岸沿いの街を通りセントクレア湖へと続く「ウエストコースト・ワイルダーネスウェイ」沿いに回るのが一般的だ。











